『ゼルダの伝説 時のオカリナ』リメイク、難所「水の神殿」を調整 青沼英二氏が経緯を語る
Nintendo Switch 2向けにリメイクされる『ゼルダの伝説 時のオカリナ』では、原作屈指の難所とされる「水の神殿」が遊びやすく調整されています。任天堂が11月3日に公開したインタビュー「開発者に訊きました」で、原作の神殿を設計した青沼英二氏らが明かしました。アイテム切り替えの簡略化や、一部の壁を格子状にする変更が加えられています。発売は11月5日です。
この記事のポイント
- 任天堂は11月3日、「開発者に訊きました」のChapter 3・4を公開した
- 水の神殿を手がけた青沼英二氏が、見直しを「28年前の宿題」と表現した
- リメイク版では十字ボタンでアイテムを素早く切り替えられるようになった
- 方向を見失いやすかった壁の一部が格子状になり、隣の部屋が見えるようになった
- Switch 2版『ゼルダの伝説 時のオカリナ』は11月5日に発売される
基本情報
- タイトル
- ゼルダの伝説 時のオカリナ
- 対応機種
- Nintendo Switch 2(独占)
- 発売日
- 2026年11月5日
- プロデューサー
- 青沼英二氏
- ディレクター
- 伍学偉(HokWai Ng)氏
- 原作
- 1998年発売のNINTENDO 64版
- 情報公開日
- 2026年11月3日(開発者に訊きました Chapter 3・4)
リメイク版「水の神殿」で変わった2つのポイント
任天堂は11月3日、開発者インタビュー企画「開発者に訊きました」のうち、Switch 2版『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のChapter 3と4を公式サイトで公開しました。後半では、原作で難所として知られた「水の神殿」をリメイクで見直した経緯が語られています。
変更点の1つ目はアイテムの切り替えです。ディレクターの伍学偉氏によると、メニュー画面を開かずに十字ボタンで素早く装備を入れ替えられるようにしました。水に沈むためのヘビィブーツ(英語版ではIron Boots)を頻繁に着脱する場面の手間が大きく減るとみられます。
2つ目は神殿内部の見通しです。方向感覚を失いやすかった箇所の壁を格子状の構造に変え、その先にある部屋が見えるようにしました。伍氏は、自分の位置と周囲の部屋の関係をつかみやすくする狙いだと説明しています。
なぜ水の神殿は「最難関」と呼ばれてきたのか
水の神殿は、水中での遅い移動と入り組んだ構造が重なり、多くのプレイヤーが迷ったダンジョンとして知られています。Polygonは、ブーツの着脱のたびにポーズしてメニューを開く必要があり、余計に位置を見失いやすかったと指摘しています。
青沼氏自身もこの問題を認めています。複雑な構造に加えてアイテムの切り替えが多く、何度もメニューを開くうちに現在地や向きが分からなくなりがちだったと振り返りました。そのうえで、今回の版でそれらの課題に対処したと述べています。
なお、GamesRadar+やNintendo Lifeは、2011年のニンテンドー3DS版リメイクの際にも、青沼氏が水の神殿の遊びづらさについて語っていたことに触れています。この難所への対応は、長年にわたる課題だったといえます。
青沼英二氏が語る「28年前の宿題」と設計意図
1998年のNINTENDO 64版で水の神殿を設計したのは、今作でプロデューサーを務める青沼氏です。ダンジョンが変わるのかという質問に対し、青沼氏は見直しを「自分の中の28年前の宿題」だったと笑いながら答え、原作で難しさが有名になったため開発チームに調整を頼んだと明かしました。
当初の狙いについても説明しています。水中に入れる3Dゲームがまだ少なかった時代に、水の中にいること自体を楽しめる体験を作りたかったといいます。素潜りが趣味の青沼氏は、音の聞こえ方が変わり別の空間にいるように感じられる点に魅力を見いだしていたそうです。
今回の調整は、その体験の核を残しつつ、操作と構造の煩わしさを取り除く方向といえます。対談では、親世代と子世代が遊んだ経験を語り合うきっかけになってほしいという期待も語られました。伍氏が「父親も昔は何度も詰まった」という会話を例に挙げると、青沼氏は今の子どもには簡単だと言われかねないと冗談を返しています。
声優選びや150曲超のBGMなど、他の開発エピソード
同じインタビューでは、水の神殿以外の話題も取り上げられています。電ファミニコゲーマーによると、カットシーンのフルボイス化に合わせた日本語版の声優オーディションでは、候補者の名前を伏せて聴き比べたところ、NINTENDO 64版にも出演していた声優が1人、再び選ばれたといいます。
ほかにも、ボタン1つでジャンプ斬りを出せる操作を残した経緯や、新規カットシーン用の書き下ろしを含む150曲以上のBGM、プレイヤーの鼻歌にリンクがオカリナで応える仕掛けを青沼氏が提案した話などが紹介されています。
11月5日の発売後、新しい水の神殿の評価に注目
Switch 2版『ゼルダの伝説 時のオカリナ』は11月5日に発売されます。Polygonは、先行プレイの印象はおおむね好評だと伝えています。調整された水の神殿が実際にどの程度遊びやすくなったかは、発売後のプレイヤーの反応で明らかになりそうです。
一方で、仕掛けの配置や謎解きの手順そのものがどこまで変わったのかは、現時点では明らかにされていません。原作を知るファンにとっては、構造の変化を確かめることも楽しみの1つになるとみられます。
よくある質問
- Q.リメイク版『時のオカリナ』の水の神殿は何が変わった?
- A.十字ボタンでアイテムを素早く切り替えられるようになり、方向を見失いやすかった壁の一部が格子状になって隣の部屋が見えるようになりました。
- Q.Switch 2版『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の発売日はいつ?
- A.2026年11月5日発売です。Nintendo Switch 2専用ソフトとして販売されます。
- Q.原作の水の神殿を作ったのは誰?
- A.1998年のNINTENDO 64版で水の神殿を設計したのは、今作でプロデューサーを務める青沼英二氏です。
- Q.水の神殿の謎解き自体も変わっている?
- A.操作性と見通しの改善は明かされていますが、仕掛けや謎解きの内容がどこまで変わったかは現時点では発表されていません。
出典・参考記事
- PolygonZelda: Ocarina of Time's Most Hated Dungeon Gets Reworked in Remake
- 電ファミニコゲーマー『ゼルダの伝説 時のオカリナ』最難関と名高い「水の神殿」をリメイク版で調整。原作で神殿を手がけた青沼英二氏が“28年前の宿題”を語る
- GamesRadar+OG Zelda: Ocarina of Time dev responsible for the infamous water temple used the remake to atone
- KotakuThe Director Of The Original Zelda: Ocarina Of Time Calls Fixing The Infamous Water Temple ‘Overdue Homework’
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