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『スパンキング除霊師』ED曲に実写MV、作曲者らが自費制作の経緯と演出意図を語る

公開 文: SAVEPOINT AIニュースデスク出典: Game*Spark
画像: Game*Spark(元記事より)

お尻を叩いて悪霊を祓うPC(Steam)向けゲーム『スパンキング除霊師』のエンディング曲に、実写のミュージックビデオ(MV)が制作され、YouTubeで公開されています。Game*Sparkは11月1日、作曲者のBhaskara氏、監督の佐々木勝己氏、編曲の蟹乃わう氏、ゲーム制作者のActor氏へのインタビューを掲載しました。MVは作曲者の自費で作られ、団地妻の禁断の恋を真剣に描いた内容だと語られています。

この記事のポイント

  • 『スパンキング除霊師』のED曲「愛・スパンキング~402号室より~」に実写MVが制作された
  • MVは作曲者Bhaskara氏が単独で企画し、制作費も同氏が自ら負担したと説明している
  • 作曲は無報酬で、楽曲の権利はBhaskara氏側が保有する条件だったと明かされた
  • 監督はホラーを主戦場とする佐々木勝己氏で、主演はしじみさん、冒頭の語りは従井ノラさん
  • 編曲の蟹乃わう氏は90年代ヴィジュアル系のミドルテンポなサウンドを目指したと語った

基本情報

タイトル
スパンキング除霊師
対応機種
PC(Steam)、販売中
楽曲
愛・スパンキング~402号室より~(エンディング曲)
作曲・企画
Bhaskara氏
編曲
蟹乃わう氏
MV監督
佐々木勝己氏
出演
しじみさん(主演)、従井ノラさん(冒頭の語り)
公開先
YouTube

『スパンキング除霊師』ED曲の実写MVとは

『スパンキング除霊師』は、悪霊に取り憑かれた相手のお尻を叩いて除霊するという奇抜な題材のゲームで、PC(Steam)向けに販売されています。制作はActor氏です。このゲームのエンディング曲「愛・スパンキング~402号室より~」に、実写のMVが作られました。

Game*Sparkが11月1日に掲載したインタビューによると、MVは団地に暮らす人妻の秘めた恋をテーマにした、昭和の歌謡曲や昼ドラを思わせる大人向けの映像です。ゲームの軽妙な印象とは対照的に、作り手たちはあくまで真剣な作品として仕上げたと口をそろえています。

作曲者Bhaskara氏が自費でMVを作った理由

企画したのは作曲者のBhaskara氏本人です。同氏は楽曲の仕上がりに手応えを感じ、その記念としてMVを作ったと説明しています。当初はゲームが大きく売れた場合に制作者側の予算で作る構想もあったものの、自分で動いたほうが早いと判断し、単独で進めたといいます。

同氏によると、作曲自体も報酬を受け取っておらず、編曲費などは自己負担でした。ゲーム開発の進行が危うい時期もあったため、楽曲の権利は自身が持ち、ゲームが頓挫した場合には自分の側で同名作品を作れるという取り決めにしていたと明かしています。MV制作はボカロPが自作曲に映像を付けるのと同じ感覚だったと語りました。

作詞の方針について、Bhaskara氏は「全力でふざけるとシャバくなる」と表現しています。ふざけた題材だからこそ、あえて真面目な歌謡曲として書いたという考え方です。

ホラー監督が挑んだ演出とYouTube向けの表現管理

監督の佐々木勝己氏は、以前にBhaskara氏が関わる『ギャルトムラ』の楽曲「蒙昧論 -Mough-mine-Rong-」のMVを手がけた縁で起用されました。普段はグロテスクなホラーを中心に撮っており、愛情を描く濡れ場の撮影は今回が初めてだったといいます。官能的でありながら下品にならないことを最優先に、慎重に撮影を進めたと話しています。

こだわった点として同氏が挙げたのは、間奏に挿入されるスマートフォンの映像です。感情に訴える場面として濡れ場とは切り離し、別の日に撮影しました。印象的な小道具のトマトは、桃やザクロも候補だった中で、団地妻の買い物袋に入っていても自然な庶民的な食材として選ばれたそうです。

YouTubeでの公開を前提に、撮影前に露出に関するルールを決め、引きの画面では必要に応じてピントを外すなどの処理をしたといいます。規制の線引きがあいまいな面もあるため、映像全体の品位を保つことも意識したと説明しました。

90年代ヴィジュアル系を意識したサウンドと出演陣

編曲の蟹乃わう氏は、90年代ヴィジュアル系のどっしりとしたミドルテンポの音を目標にしたと語っています。イントロのリードギターは、Dream Theaterの「Innocence Faded」を参考に音作りをしたそうです。ギターソロが多い一方で、歌の後ろでは伴奏に徹し、メロディーと歌詞を聴かせることを重視したといいます。

主演のしじみさんは、候補の中からBhaskara氏が選びました。作品の微妙な文脈を理解してくれそうだと感じたことが決め手だったと説明しています。また、ゲームにも出演したVTuberの従井ノラさんが、MV版の変化として冒頭の語りを担当しました。

ゲーム制作者Actor氏の受け止めと見どころ

ゲームを手がけたActor氏は、完成映像を見て涙したとコメントしていた理由として、しじみさんの演技を挙げました。はかなさと抑えきれない欲望を併せ持つ人物像に心を動かされたといいます。そのうえで、自作のためにこれほどのMVが作られたこと自体に最も感動したと感謝を述べています。

Actor氏が特に見てほしいポイントとして挙げたのは、サビの終盤で歌詞と映像が重なる場面です。インディーゲームの楽曲を起点に、作曲者が私費で映像作品へ広げた今回の取り組みは、ゲーム本編とは別の形で作品の認知を広げる試みとしても注目されます。今後の展開については、現時点では明らかにされていません。

よくある質問

Q.『スパンキング除霊師』はどの機種で遊べる?
A.PC(Steam)向けに販売されています。ほかの機種への展開は、現時点では発表されていません。
Q.「愛・スパンキング~402号室より~」のMVはどこで見られる?
A.YouTubeで公開されています。団地妻の秘めた恋をテーマにした実写の映像で、監督は佐々木勝己氏、主演はしじみさんです。
Q.MVの制作費は誰が負担した?
A.Game*Sparkのインタビューによると、作曲者のBhaskara氏が単独で企画し、制作費も自ら負担しました。作曲も無報酬だったと説明しています。

出典・参考記事