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Epic Games、UEのEULAを改定 UEとMetaHumanをAI学習に使用可能に

公開 文: SAVEPOINT AIニュースデスク出典: ゲームメーカーズ
画像: ゲームメーカーズ(元記事より)

Epic Gamesは2026年10月29日(現地時間)、アンリアルエンジンのエンドユーザーライセンス契約(EULA)を改定し、エンジン本体やMetaHumanのデータをAIモデルの学習に使えるようにしたと発表しました。ゲームメーカーズによると、第6条e項からAI学習に関わる2つの制限が削除されています。新規ユーザーには新EULAが自動で提示され、既存ユーザーは同意ページから切り替えられます。

この記事のポイント

  • Epic Gamesが10月29日(現地時間)にアンリアルエンジンのEULA改定を発表した
  • EULA第6条e項から、AI学習に関わる2つの制限が削除された
  • 新EULAに同意すれば、ソースコードを含むUEとMetaHumanの出力をAI学習に使える
  • 改定でEpic Gamesが開発者のコンテンツやコードの権利を得ることはない
  • Fabの「NoAI」タグは存続し、UEFNやフォートナイトの島は改定の対象外

基本情報

発表者
Epic Games
発表日
2026年10月29日(現地時間)
対象
アンリアルエンジンのEULA(第6条e項)
主な変更
UEとMetaHumanのAI学習利用に関する制限を削除
適用方法
新規は自動提示、既存ユーザーは同意ページから同意
対象外
UEFN、Verseのコード、フォートナイトの島のコンテンツ

UEのEULA改定で削除されたAI学習の2つの制限

ゲームメーカーズによると、Epic Gamesはアンリアルエンジン(UE)のEULAを改定し、ライセンス技術の使い方に関する一般的な制限を定めた第6条e項から、AIに関わる2項目を取り除きました。EULAとは、ソフトウェアを使う際にユーザーが同意する利用規約のことです。

1つ目は、ソースコードを含むUEを生成AIの学習データにすることや、入力内容を学習に回す生成AIへプロンプトとして渡すことを禁じた項目です。2つ目は、MetaHumanの3Dキャラクターやアニメーションカーブを、データベースの構築や、機械学習などの訓練・テストに使うことを禁じた項目でした。

MetaHuman Creatorなどの出力データも学習対象に

新しいEULAに同意すると、UE本体とソースコードに加え、UEで制作したコンテンツもAIの学習に使えるようになります。MetaHumanはリアルな人間のキャラクターを作成できるEpic Gamesのツール群です。

MetaHuman Creator、MetaHuman Animator、Mesh to MetaHumanはいずれもUEのEULAのもとで提供されています。そのため、これらのツールで生成したデータも学習に利用できると報じられています。一方で、今回の改定によって開発者のコンテンツやコードに関する権利がEpic Gamesに移ることはないと説明されています。

Fabのアセットやフォートナイト関連は従来どおり

アセットマーケットプレイスのFabでは、扱いに変更はありません。クリエイターは引き続き「NoAI」タグを付けることで、自身のアセットをAI学習に使わせるかどうかを指定できます。他者が販売するアセットまで自由に学習へ使えるようになったわけではない点には注意が必要です。

また、UEFN(Unreal Editor for Fortnite)やVerseのコード、フォートナイトの島のコンテンツには、UEのEULAではなくフォートナイト開発者向けの規約が適用されます。このため今回の改定の対象外です。Epic Gamesと個別のカスタムライセンス契約を結んでいる企業は、その契約が優先されます。同様のAI学習制限が契約に含まれる場合は、Epic Gamesの担当者へ相談するよう案内されています。

ゲーム開発者や業界にとっての意味

これまでUEのソースコードやMetaHumanのデータは、規約上AIの学習素材として扱えませんでした。今回の変更により、スタジオが自社プロジェクトのデータを使って社内向けのAIモデルを訓練したり、コード補助ツールにUEの知識を学ばせたりする道が開けたとみられます。

Epic Gamesは同じ日にUE6でVerseへの一本化を進める方針も報じられており、エンジンを取り巻く環境が大きく変わりつつあります。一方で、AI学習をめぐってはクリエイターの権利への懸念も根強く、Fabで「NoAI」の選択肢を残したのはその配慮とみられます。

新しいEULAへの切り替え方法と今後の注目点

新規ユーザーには新しいEULAが自動的に提示されます。既存ユーザーは旧EULAのまま使い続けることもでき、同意ページからいつでも新EULAへ切り替えられます。AI学習を検討しているスタジオは、自社の契約形態がどちらに当たるかを確認しておく必要があります。

今後は、この改定を受けて実際にどのようなAIツールや学習済みモデルが登場するか、またフォートナイト向け規約でも同様の見直しが行われるかが注目点です。現時点では、それらの予定は発表されていません。

よくある質問

Q.UEのEULA改定はいつ発表された?
A.Epic Gamesが2026年10月29日(現地時間)に発表しました。日本ではゲームメーカーズが11月3日に詳しく報じています。
Q.MetaHumanで作ったキャラクターをAI学習に使える?
A.新しいEULAに同意すれば使えます。MetaHuman Creator、MetaHuman Animator、Mesh to MetaHumanの出力データも対象です。
Q.Fabで購入したアセットもAI学習に使える?
A.Fabのアセットの扱いは変わっていません。クリエイターは「NoAI」タグでAI学習の可否を指定でき、その設定が引き続き有効です。
Q.UEFNやフォートナイトの島も対象になる?
A.対象外です。UEFNやVerseのコード、フォートナイトの島のコンテンツには、フォートナイト開発者向けの別の規約が適用されます。

出典・参考記事