Remedy、第3四半期売上が3倍超の3960万ユーロに 『Control Resonant』発売が寄与
フィンランドのRemedy Entertainmentは、2026年第3四半期の売上高が前年同期比226%増の3960万ユーロになったことを明らかにしました。GamesIndustry.bizが11月3日に報じました。9月24日に発売した『Control Resonant』の予約と発売後7日間の販売がけん引し、営業損益も黒字に転じています。
この記事のポイント
- Remedyの第3四半期売上高は前年同期比226%増の3960万ユーロに達した
- 営業利益は60万ユーロで、前年同期の1640万ユーロの赤字から黒字化した
- 『Control Resonant』は累計100万本を超え、同社史上最速の売れ行きとなった
- プレイヤーの約半数がシリーズ初体験で、未購入のウィッシュリスト登録は240万件
- CEOは今後の最優先課題として、同作をより多くのプレイヤーに届けることを挙げた
基本情報
- 企業
- Remedy Entertainment
- 対象期間
- 2026年第3四半期
- 売上高
- 3960万ユーロ(前年同期比226%増)
- 営業利益
- 60万ユーロ(前年同期は1640万ユーロの赤字)
- 主要タイトル
- Control Resonant
- 発売日
- 2026年9月24日(パッケージ版は10月15日)
- 販売本数
- 100万本超(同社史上最速)
- ウィッシュリスト
- 未購入の登録数240万件
Remedyの第3四半期決算、売上は前年の3倍超に
GamesIndustry.bizによると、Remedy Entertainmentの2026年第3四半期の売上高は3960万ユーロでした。前年同期から226%増え、3倍を上回る水準です。営業利益は60万ユーロで、前年同期に計上した1640万ユーロの赤字から黒字に転換しました。
売上の大半を占めたのはゲーム販売とロイヤリティ収入で、合計3500万ユーロでした。前年同期の600万ユーロから大幅に伸びています。このほか、『Max Payne 1&2』リメイクの開発費収入と、Annapurnaとの契約に基づく『Control Resonant』の最終開発費計上が合わせて430万ユーロありました。
CEOのJean-Charles Gaudechon氏は、今回の成果を「会社にとって決定的なマイルストーン」と表現しています。
Control Resonantの販売状況と地域別の傾向
『Control Resonant』は9月24日に発売されました。第3四半期の売上には、予約分と発売から7日間の販売が反映されています。パッケージ版は集計期間後の10月15日に発売されており、その後に累計販売は100万本を突破しました。同社の作品として最も速いペースの売れ行きだと報じられています。
地域別では、PCとコンソールの販売のほぼ半分を米国が占めました。PCでは中国語圏と英国が2位と3位に入っています。コンソールでは英国、カナダ、ブラジルが2位から4位に並びました。
同社の内部データでは、プレイヤーの約半数が『Control』シリーズを初めて遊ぶ層でした。Remedyは新規層の獲得を重要な目標に掲げており、シリーズと会社の支持層が広がっているとの見方を示しています。
前作Controlへの波及とAlan Wakeシリーズの状況
新作の好調は、2019年発売の初代『Control』にも追い風となりました。同作の販売は前年同期だけでなく、今年の第1・第2四半期も上回ったといいます。新作をきっかけに前作へ手を伸ばすプレイヤーが増えたとみられます。
一方、『Alan Wake』シリーズについては「静かな四半期」だったと説明しています。ただし『Alan Wake 2』の資産計上された開発費は償却が完了しており、今後は同作の収益が償却負担に圧迫されない状態になります。
自社販売への転換がもたらすコスト構造の変化
Remedyは現在、自社で作品を販売するセルフパブリッシングに移行しています。そのため、プラットフォーム手数料やロイヤリティ費用を自ら負担する形になりました。ロイヤリティ費用にはAnnapurnaへの収益分配も含まれますが、初期投資の回収が終わった後は減少する見込みだとしています。
また、発売に伴い『Control Resonant』の開発費の償却が始まり、マーケティング費用も発売前後にピークを迎えました。売上が3倍に増えた一方で営業利益が60万ユーロにとどまった背景には、こうした費用構造があるとみられます。
今後の焦点は年末までの販売と240万件のウィッシュリスト
Gaudechon氏は今後の最優先課題を、「Resonantをより多くのプレイヤーに届けること」だと述べました。高いユーザー評価や対象市場での浸透、多数のウィッシュリストが長期的な販売の土台になると説明しています。投資は規律を保ち、効果が明確な施策を優先する方針です。
未購入のウィッシュリスト登録は240万件あり、同社は将来の潜在的な購買層とみています。Gaudechon氏は続編によって『Control』を本格的なシリーズとして確立できたとし、他のプロジェクトも並行して進んでいると述べました。年内の残りの販売が2026年度の業績を左右するとしており、第4四半期の数字が注目されます。
よくある質問
- Q.Remedyの2026年第3四半期の売上はいくら?
- A.売上高は3960万ユーロで、前年同期比226%増でした。営業利益は60万ユーロとなり、前年同期の1640万ユーロの赤字から黒字に転じています。
- Q.Control Resonantの発売日はいつ?
- A.2026年9月24日に発売されました。パッケージ版は10月15日に発売されています。
- Q.Control Resonantは何本売れている?
- A.累計販売は100万本を超え、Remedyの作品として最速の売れ行きと報じられています。未購入のウィッシュリスト登録も240万件あります。
- Q.Control Resonantはどの地域で売れている?
- A.PCとコンソールの販売のほぼ半分が米国です。PCでは中国語圏と英国、コンソールでは英国、カナダ、ブラジルが上位に続きました。

