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『ウィッチャー3』リマスター版の補助設定「Bard's Ballad」、開発者が設計意図を説明

公開 文: SAVEPOINT AIニュースデスク出典: Push Square
画像: Push Square(元記事より)

CD Projekt Redは、『The Witcher 3: Wild Hunt Remastered』に搭載したアクセシビリティ設定のプリセット「Bard's Ballad」の設計意図を、公式フォーラムの開発者解説で明らかにしました。Push Squareが11月5日に報じたもので、集中が難しい人や認知的な疲労を抱える人に加え、日々の生活で疲れたプレイヤーも想定しているといいます。

この記事のポイント

  • 『The Witcher 3: Wild Hunt Remastered』の補助設定プリセットは「Bard's Ballad」と名付けられている
  • CD Projekt Redのプレイヤー体験ディレクターが公式フォーラムで設計意図を説明した
  • ADHDやうつ病などによる集中困難・認知的疲労を抱える人を主な対象として挙げた
  • 同僚がこの設定を「疲れた親モード」と表現し、ディレクターもその見方に同意した
  • ミニマップ上の薬草や死体の表示を消す個別設定も用意されている

基本情報

タイトル
The Witcher 3: Wild Hunt Remastered
開発
CD Projekt Red
設定名
Bard's Ballad(アクセシビリティ設定のプリセット)
説明者
カロリナ・ニエヴェングウォフスカ氏(プレイヤー体験ディレクター)
発表の場
CD Projekt Red公式フォーラムの開発者解説
報道
Push Square(2026年11月5日)

リマスター版の補助設定「Bard's Ballad」とは

海外メディアPush Squareによると、『The Witcher 3: Wild Hunt Remastered』の大きな追加要素のひとつが、一連のアクセシビリティ設定です。アクセシビリティとは、障害の有無や体調などにかかわらず遊びやすくするための配慮を指します。

リマスター版では、ゲームの操作や管理にかかる負担をプレイヤー自身が細かく調整できます。これらをまとめたプリセットが「Bard's Ballad」です。易しい難易度と組み合わせれば、ゲラルトの冒険を物語中心のゆったりした体験に変えられるとPush Squareは紹介しています。

開発者が語る想定プレイヤーと「疲れた親モード」

設計意図を説明したのは、リマスター版でプレイヤー体験ディレクターを務めるカロリナ・ニエヴェングウォフスカ氏です。CD Projekt Redの公式フォーラムに投稿した開発者解説の中で、対象とするプレイヤー像を具体的に挙げました。

同氏によれば、Bard's BalladはADHDなどで集中が難しい人や、うつ病などによって認知的な疲労を感じている人を想定しています。一方で、忙しい毎日に疲れ、圧倒されていると感じる人も対象だと述べました。

同氏が社内でこの設定を説明したところ、同僚が「疲れた親モード」と表現したといいます。同氏もその見方を肯定しつつ、使いたい人なら誰でも自分に合った遊び方に役立ててほしいとしています。一日の終わりに1時間しか遊べず、細かな管理をする余力がない人に向けた設定だという考え方です。

ミニマップ表示を消す設定と「取り逃し」への配慮

ニエヴェングウォフスカ氏は、プリセット内の個別設定にも触れています。そのひとつが、ミニマップ上に表示される薬草や死体のアイコンをオフにする機能です。

通常は便利な表示ですが、人によっては画面上の点が気を散らす原因になります。また「全部集めなければならないのか」という不安や、取り逃しへの恐れを生むこともあると同氏は説明しました。物語や世界を味わうことが主な目的なら、すべてを集める必要はないという立場です。

Push Squareは、オープンワールド作品の多くがマップ上の目印をすべて回るよう促す作りになっている点を挙げ、この視点は興味深いと評しています。

「チート」との違いと情報過多の時代への対応

アクセシビリティ機能は、新しい名前を付けたチートにすぎないと見る人もいます。しかしPush Squareによると、ニエヴェングウォフスカ氏の意図はそこにはありません。

同氏は現代社会で認知的な負荷が増している点を強調しました。通知や広告、SNSのフィードなど、人が日々さらされる情報量は年々増えています。こうした状況を踏まえると、ゲームの中で認知的な負荷を調整できる手段の価値はこれまで以上に高まっているとの見解です。

10年以上前の名作をより多くの人へ

『ウィッチャー3 ワイルドハント』は最初の発売から10年以上が経過した作品です。リマスター版の補助設定は、難しさを下げるだけでなく、画面上の情報や管理の手間を減らす方向にも踏み込んでいる点が特徴といえます。

国内でも4Gamer.netがリマスター版のレビューを掲載するなど、改めて注目が集まっています。時間や体力に余裕のないプレイヤーが物語を楽しむための選択肢として、こうした設計思想が他の大作にも広がるかが今後の注目点になりそうです。

よくある質問

Q.『ウィッチャー3』リマスター版の「Bard's Ballad」とは何?
A.『The Witcher 3: Wild Hunt Remastered』に搭載されたアクセシビリティ設定のプリセットです。操作や管理の負担を減らし、物語中心に遊べるよう調整できます。
Q.Bard's Balladはどんな人に向けた設定?
A.開発者によると、ADHDなどで集中が難しい人や認知的疲労を抱える人が主な対象です。日々の生活で疲れた人も含め、使いたい人なら誰でも利用できるとしています。
Q.ミニマップの薬草アイコンは消せる?
A.はい。Bard's Ballad内の個別設定で、ミニマップ上の薬草や死体の表示をオフにできると開発者が説明しています。

出典・参考記事

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