『ゼルダの伝説 時のオカリナ』リメイクの狙い、青沼英二氏が若手への継承と説明
任天堂の青沼英二プロデューサーは、Switch 2向け『ゼルダの伝説 時のオカリナ』リメイクの目的の一つが、原作を知らない若手開発者に名作の設計思想を受け継ぐことだったと明かしました。任天堂のインタビュー企画「開発者に訊きました」での発言で、11月2日から3日にかけてGame Developerなど海外メディアが相次いで報じています。
この記事のポイント
- 青沼英二氏が『時のオカリナ』リメイクの制作理由を任天堂のインタビューで語った
- 若手が原作の構造を学び、再構築することで今後の開発に生かす狙いがある
- シリーズ40周年の節目に、プロデューサーとして何を作るべきか考えたのが出発点
- 開発スタッフの中には近年まで原作を遊んでいなかった人もいたと報じられている
- 自由に変更できたにもかかわらず、変更点は意外なほど少なかったという
基本情報
- タイトル
- ゼルダの伝説 時のオカリナ(リメイク)
- 対応機種
- Nintendo Switch 2
- 販売
- 任天堂
- プロデューサー
- 青沼英二
- 原作発売年
- 1998年
- 情報元
- 任天堂「開発者に訊きました」
青沼英二氏が語った時のオカリナ リメイクの制作理由
Game Developerによると、青沼英二氏は任天堂が公開しているインタビュー企画「開発者に訊きました」の中で、Switch 2版『ゼルダの伝説 時のオカリナ』を作ることにした経緯を説明しました。青沼氏は原作でダンジョン設計とゲームプランを担当した人物で、現在はシリーズのプロデューサーを務めています。
青沼氏はまず、今年が初代『ゼルダの伝説』から40周年にあたる点に触れ、シリーズの責任者として何を作るべきか考えたといいます。そのうえで、現在のチームには近年の作品の開発しか経験していないメンバーが多いと指摘しました。彼らが原作の重要性を本当に理解しているのか、という疑問がリメイクの出発点になったと語っています。
若手スタッフに原作の設計思想を学ばせる狙い
青沼氏の考えは、原作のゲーム構造や当時の開発スタイルを学び、実際にフルリメイクとして作り直す過程そのものに価値がある、というものです。その経験から生まれた新しい気づきを、今後の『ゼルダの伝説』シリーズの開発に持ち込めれば大きな意味がある、と説明しています。
Game Developerは、インタビューに登場した複数の開発者が、ここ数年になって初めて原作を遊んだと認めていると伝えています。原作の発売から長い年月が経ち、開発チームの世代交代が進んでいることがうかがえます。若手に古典から学ばせたいという青沼氏の判断を裏付ける話だといえます。
ブレス オブ ザ ワイルド以降の路線との違い
近年のシリーズは、『ブレス オブ ザ ワイルド』や『ティアーズ オブ ザ キングダム』で、青沼氏が「オープンエア」と呼ぶ自由度の高い探索を軸にしてきました。一方で『時のオカリナ』は、ダンジョンを順に攻略し、それぞれで主要アイテムを手に入れていく構成です。これはそれまでのシリーズの基本形ともいえる作りでした。
青沼氏は、丁寧に配分された冒険と物語を進めながら、成長と物語の理解が少しずつ深まっていくところに原作の面白さがあると話しています。最初から自由に道を選べる近作に慣れたプレイヤーにも、そうした遊びを体験してほしかったといいます。開発者の学びだけでなく、新しい世代のプレイヤーに向けた意図もあることが分かります。
変更点を抑えたリメイク方針と今後の注目点
Video Games Chronicleによると、青沼氏は自由に手を加えられる状況だったにもかかわらず、実際の変更があまりに少なかったことに驚いたと語っています。電ファミニコゲーマーも、開発チームが「原作から見た目は変わっても、体験は変えない」方針を取ったと報じました。箱庭的な構成ならではの魅力を重視したとしています。
『時のオカリナ』はニンテンドー3DSでもリメイクされており、今回はそれに続く再リメイクとなります。Nintendo Lifeは、なぜ再びリメイクするのかという疑問にこのインタビューが答えていると伝えています。開発を担当したスタジオについても海外で報道が出ており、発売に向けた関連イベントの情報も伝えられています。今回の取り組みが今後のシリーズ新作にどう反映されるのかも注目されます。
よくある質問
- Q.『時のオカリナ』リメイクの対応機種は?
- A.報道によると、今回のリメイクはNintendo Switch 2向けのタイトルです。
- Q.なぜ『時のオカリナ』を再びリメイクしたの?
- A.青沼英二氏によると、原作を知らない若手開発者に構造や開発手法を学ばせ、今後のシリーズ開発に生かす狙いがありました。シリーズ40周年の節目も背景にあります。
- Q.リメイクで原作から大きく変わった点はある?
- A.青沼氏は変更点が意外なほど少なかったと語っています。見た目は新しくしつつ、原作の体験は変えない方針で開発されたと報じられています。
出典・参考記事
- Game DeveloperZelda producer: Ocarina of Time remake helps junior staff learn classic insights
- Video Games ChronicleZelda producer Aonuma wanted to remake Ocarina of Time to ‘trigger new insights’ in the team’s younger developers
- Nintendo LifeNintendo Wanted To Remake Ocarina Of Time To "Trigger New Insights" For Future Titles

